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大阪府の木造住宅の耐震化進まず 昨年度の改修補助はわずか18戸 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:建築・住宅
大地震が発生した際、倒壊のおそれがある木造住宅に対し、大阪府などが耐震改修工事費の一部を補助する制度を利用し、昨年度に改修工事を行ったのはわずか18戸だったことが1日、分かった。当初予算では800戸に対する補助を見込んでいた。大阪には近い将来、直下型地震が発生することも予想されており、財政再建を進める橋下徹知事も補助制度は継続しているが、利用は依然として低調なままで、新たな対策が求められそうだ。
制度は、耐震基準が強化された改正建築基準法施行(昭和56年6月)以前に建築され、耐震性が不十分な木造住宅が対象。工事費用の15・2%(上限60万円)が補助される。
筋交いを設置するなどの工事をした場合は150万円程度かかるとされ、制度を利用すれば約23万円が補助される。府内では平成18年度まで、国と市町村が分担して補助する制度が行われていたが、都道府県が計画的に住宅を耐震化することを義務づけた18年1月の耐震改修促進法の改正をきっかけに、19年度から府も補助するようになった。
府によると、府内には対象となる木造住宅が48万戸存在。初年度は800戸の制度利用を見込んでいたが、利用したのは18戸だった。また、国や府などが費用の9割を負担する耐震診断補助制度も、1700戸の利用を見込みながら実際に利用したのは946戸だった。
大阪では、府内を南北に貫く上町断層帯を震源とする直下型地震が近く発生するとされ、政府中央防災会議は昨年11月、最悪のケースで、死者4万2000人、建物の全壊は97万棟にのぼると想定している。