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【マンホール増水事故】警報1時間前増水 都の退避マニュアルに“限界” (1/2ページ)
このニュースのトピックス:自然災害
平成16年に東京都港区の下水道管で急激な降雨により作業員1人が死亡する事故があり、都はこれを教訓に17年、大雨・洪水警報が出た場合はすべての工事を中止する規定を追加した。今回の工事請負業者はさらに、注意報発令時も作業を中止する計画書を都に提出していた。だが、今回の事故は大雨注意報の発令の約5分後に発生し、大雨警報に切り替わったのは、その1時間近く後だった。警報を判断基準とした都の退避マニュアルの“限界”が露呈された形だ。
現場の下水道は、汚水と雨水を一つの管で流す「合流式下水道」。降雨などで水深が20センチを超えると、汚水と雨水の混合水が神田川に流される構造になっている。下水道管は基本的に、1時間に50ミリまでの降雨量には対応可能とされるが、一度に50ミリの雨量が神田川に流れると川の増水を招く恐れがあり、実際の許容能力は50ミリ未満だという。
事故当時、現場近くで50ミリを大幅に上回る1時間66ミリの局地的な集中豪雨があったとみられる。1時間前の降雨量は0ミリで、都は「一度に大量の雨水が下水管に流れ込んだ恐れがある」とみている。

