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【マンホール増水事故】警報1時間前増水 都の退避マニュアルに“限界” (1/2ページ)

2008.8.6 00:25
このニュースのトピックス自然災害
夜になっても行方不明となった作業員の消防庁による捜索が行われた=5日夜、東京都文京区・後楽橋(撮影・中井誠)夜になっても行方不明となった作業員の消防庁による捜索が行われた=5日夜、東京都文京区・後楽橋(撮影・中井誠)

 平成16年に東京都港区の下水道管で急激な降雨により作業員1人が死亡する事故があり、都はこれを教訓に17年、大雨・洪水警報が出た場合はすべての工事を中止する規定を追加した。今回の工事請負業者はさらに、注意報発令時も作業を中止する計画書を都に提出していた。だが、今回の事故は大雨注意報の発令の約5分後に発生し、大雨警報に切り替わったのは、その1時間近く後だった。警報を判断基準とした都の退避マニュアルの“限界”が露呈された形だ。

 現場の下水道は、汚水と雨水を一つの管で流す「合流式下水道」。降雨などで水深が20センチを超えると、汚水と雨水の混合水が神田川に流される構造になっている。下水道管は基本的に、1時間に50ミリまでの降雨量には対応可能とされるが、一度に50ミリの雨量が神田川に流れると川の増水を招く恐れがあり、実際の許容能力は50ミリ未満だという。

 事故当時、現場近くで50ミリを大幅に上回る1時間66ミリの局地的な集中豪雨があったとみられる。1時間前の降雨量は0ミリで、都は「一度に大量の雨水が下水管に流れ込んだ恐れがある」とみている。

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夜になっても行方不明となった作業員の消防庁による捜索が行われた=5日夜、東京都文京区・後楽橋(撮影・中井誠)
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