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【疑惑の濁流】巨大マル暴ぐらり 「後藤組除籍」から透ける「山口組」の“ディープ・インサイド” (1/5ページ)
日本最大勢力を擁する指定暴力団「山口組」(総本部・神戸市)傘下の有力組織「後藤組」(静岡県富士宮市)の後藤忠政(本名・忠正)組長が除籍された問題は、後藤組長が処分を受け入れて引退することで表面上、収束した。図抜けた資金力と暴力性で存在感を示してきた後藤組長の除籍からは、山口組の現体制と不満分子のつばぜりあいが垣間見える。準構成員を含め約4万人。その山口組がぐらりと揺れ、火ダネの存在が明らかになった今回の「後藤騒動」。そのディープ・インサイドは−。
「除籍」の衝撃
「後藤忠政組長を除籍処分とする」
神戸の山口組総本部で開かれた緊急幹部会で、後藤組長の除籍が決まったのは10月14日午前だった。
決定は電撃的に駆けめぐった。情報はやがて警察やマスコミにも伝わり、これがまた山口組関者へ、確認作業の形で逆流したため、「除籍」情報は組織の内外で混乱を極めることになる。
「処分の内容や背景、影響の見通しなど情報が入り乱れ、事実関係が整理されるまで時間がかかった」
ある関係者は、処分当日の混乱ぶりをこう明かした。
直接理由は「素行問題」
警察関係者によると、除籍となった直接の理由は、後藤組長の「素行問題」だったという。
話は除籍処分の6日前、10月8日にさかのぼる。
この日、総本部で開かれた幹部会合で服役中の司忍(つかさ・しのぶ)6代目組長の留守を預かる最高幹部が、舌鋒鋭く“後藤批判”を切り出したという。
「後藤組長が芸能人を招いて開いた誕生日のゴルフコンペとパーティーが週刊誌に報じられ、世間を騒がせたことが問題視されたようだ。総本部側にしてみれば『暴対法の規制が厳しいこのご時世に、人目を引くような誕生パーティーを開くとはなんだ』という理屈だったのだろう。実際には周囲の者が気を遣って企画したものだったらしいが、その事情は無視される格好となった」(警察関係者)
この最高幹部の指摘を、後藤組長は承伏しなかった。
警察首脳部はこう明かすのだ。


