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【続・17人殺傷の衝撃】(下)酒鬼薔薇世代「第2の加藤」生まないためには… (1/3ページ)
このニュースのトピックス:渋谷妹バラバラ殺害事件
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10月6日午後2時半。
加藤智大(ともひろ)被告(26)は3カ月ぶりに東京・秋葉原にある警視庁万世橋署に戻った。無造作だった髪は切りそろえられ、規則正しい生活のせいか、犯行時より肉付きがよくなっているように見えた。
この間、精神鑑定を受けていた加藤被告は東京都内の留置施設で、他の留置人とは離れた4畳あまりの一室で、読書をするなどして静かに過ごしたという。
被告に接した関係者はこう感想を漏らす。
「あれだけの事件を起こしたと思えないほど落ち着いている。それが異常と言えば異常なんだろうけど…」
検察が起訴前に本格的な精神鑑定を実施したのは、公判で責任能力が最大の争点になる可能性が高いことに加え、家族や仕事への不満など複雑に絡み合う動機の解明も期待したもようだ。
東京・渋谷で元予備校生の武藤勇貴被告(23)が妹を殺害し、遺体を切断した事件では、起訴前の簡易鑑定で責任能力があると判断しながら、公判中の再鑑定で心神喪失が認められ、死体損壊罪が無罪になった。
このことも検察の慎重姿勢に影響したようだ。
鑑定中、精神科医の面談は約20回に及んだが、加藤被告に動揺はみられなかったという。性格テストや心理・知能検査などを行ったほか、家族関係や本人の病歴などを調べたとみられ、鑑定結果は「完全責任能力がある」だった。
◇
「弟も同じ両親、同じ環境で育てられたので、自分と同じような事件を起こさないか心配だ」
鑑定留置に入ってしらくしたころ、加藤被告は関係者に打ち明けたことがあった。
精神科医の影山任佐(じんすけ)東工大教授(犯罪精神病理学)は「依然として、両親への不満が根強いことの表れではないか」とみる。
なぜ被告があのタイミングで、秋葉原で無差別殺人を実行したのか。
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