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【個室ビデオ店火災】「限界まで個室増やせ」営利優先で被害拡大 (1/2ページ)
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大阪市の個室ビデオ店「試写室キャッツなんば店」で15人が死亡した放火事件で、運営会社の実質経営者がオープン前の設計段階で、「限界まで個室を増やせ」と部下に指示していたことが5日、元従業員の証言で分かった。3つの窓を石膏(せっこう)ボードでふさいだのは、客が料金を払わずに逃げるのを防止する目的だったことも判明。当時、従業員らは窓の設置を求めたが黙殺されたという。犠牲者全員が充満した煙による急性一酸化炭素中毒で死亡しており、同店の「営利優先、安全軽視」の体質が被害を拡大させた実態が浮き彫りになった。
元従業員によると、なんば店は平成15年冬ごろにオープンした。実質経営者は内装設計の際、「できるだけ個室を増やして収容力を上げろ」と指示。このため、通路や陳列スペースは人がすれ違えないほど狭くなった。個室エリアの出入り口を受け付け近くの1カ所に限定したのも、同様の理由とみられる。
さらに、店の3カ所の窓は、客が料金未払いで逃走するのを防止するほか、店外から個室が見えないよう内側から石膏ボードを張らせた。施工した業者は「店側の指示通り工事しただけ」と認めている。