ニュース: 事件 RSS feed
エスカレーター事故 主催者、制限せず「施設の説明なし」
東京都江東区有明の「東京ビッグサイト」で、上りエスカレーターが急停止して10人が軽傷を負った事故で、イベント主催者側が乗り入れ制限をせずに乗客が殺到して過重量となったことが事故原因とみられることが7日、警視庁東京湾岸署の調べで分かった。ただ「乗客殺到の危険を伝えた」とする施設側に対し、主催者側は「説明がなかった」と話すなど両者の主張に食い違いがあり、警視庁は危険性の伝達の有無について関係者から事情を聴いている。
調べでは、事故は3日のイベントの開場直後に起きた。1段に2〜4人が乗る異常な過密状態で負荷がかかって停止。だが、その後も人が押し寄せ、ブレーキが許容限度を超え、ずり落ちたとみられる。
事故機は、建築基準法上の2段で体重65キロの大人3人が乗る許容基準以上で設計。施設側は基準を認識し、主催者の海洋堂(大阪府門真市)に「2人と1人を交互に乗せるように促した」と説明したと主張。だが海洋堂側は「説明がなかった」としている。実際に乗り入れ制限は行われなかった。
海洋堂から警備発注を受けた工芸社(東京都文京区)は改めて報道機関に「指示はなく、重量制限を把握していなかった」と回答した。