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PCI贈賄「前社長が指示」 元常務が供述、東京地検詰めの捜査 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:企業・経済事件
ベトナム・ホーチミン市での政府開発援助(ODA)事業受注をめぐる大手建設コンサルタント「パシフィックコンサルタンツインターナショナル」(PCI)の贈賄疑惑で、現金の渡し役だった元常務(65)が東京地検特捜部の調べに、多賀正義前社長(62)=詐欺罪で起訴=から指示を受けたと供述していることが4日、関係者の話でわかった。
特捜部は会社ぐるみのわいろ工作とみて、不正競争防止法違反(外国公務員への贈賄)容疑で、多賀前社長ら数人の強制捜査をする方針を固めており、詰めの調べを進めている。
外国公務員贈賄規定の適用は、昨年3月に国内での金品提供で1件あるが、海外でのケースについての適用は初めて。
PCI関係者によると、元常務らはベトナム国内で2003(平成15)〜06(同18)年、ホーチミン市政府の内部部局で道路建設などを実施する機関「PMU」の局長級幹部らに対し、計約82万ドル(計約9500万円)を直接、手渡した疑いが持たれている。
PCIは01(同13)年と03年、ホーチミン市を横断する「サイゴン東西ハイウエー」建設事業のコンサルタント業務を計約31億円で受注しており、提供資金は業務受注の謝礼だった疑いが強い。前半の事業を受注した01年にも資金提供があったとされ、時効分を含めて総額は約2億7000万円に上るとされる。
資金提供のうち06年分については、多賀前社長の了承を受けたうえで、道路担当の取締役(62)が指示し、元常務らが直接、現金を提供していた。元常務らは特捜部の調べに「本社の指示で受注の見返りにわいろを渡した」と容疑を認める供述をしているという。