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【疑惑の濁流】教員、警察官、県職…横行する議員口利き 大分事件の端緒は「金券ショップ」だった (4/4ページ)
このニュースのトピックス:大分教員採用汚職
県教委幹部や学校現場幹部の逮捕・起訴に大分県内は揺れに揺れているが、捜査はさらに進み、県教委現職ナンバー2の周辺に焦点が移っている。
採用試験をめぐる金品の授受で起訴された江藤被告が、関係者にこう話しているとされるからだ。
「校長や教頭への昇進人事でも、富松哲博教育審議監(60)から特定教員の合格を指示された」
県教委によると、校長、教頭への昇進試験は年1回実施。教頭分は昨年11〜12月に、校長分は今年1月にそれぞれ筆記試験と論文、面接が実施された。
関係者によると、江藤容疑者は校長昇進試験の論文を1人で採点していたほか、教頭試験の論文採点結果の集計も担当。合格者原案も作成していた。また、最終的に合否を判断する「管理職選考協議会」のメンバーも務めていたという。
一方で、既に矢野哲郎被告が自分の昇進に絡んで富松審議監に商品券を渡した事実を周辺に話し、富松審議監も商品券の受領を報道陣に認めた。富松審議監は教員採用試験での不正合格指示疑惑も報道されており、県警捜査は徐々に外堀が埋めているようだ。
日本の教育界を揺るがす大事件となった今回の一連の事件の発覚は、驚くことに「大量の商品券」からだった。
関係者によると、大分県警の捜査員が約1年前、盗難品警戒のため金券ショップを聞き込んでいたところ、大量の商品券が換金されている実態に気付いたのだ。商品券は番号で購入者と使用者が特定でき、内偵を進めると、県教委や教員関係者が浮かんできたというのである。
それほど不自然な、大量の商品券だったわけだ。
教育関係者が言う。
「教育界は狭い世界。企業では近年、法令順守などが厳しく問われるのに対し、実社会経験のない“虚社会”の教師は、いまだになれ合い体質で外部のチェックがきかず、倫理に鈍感なのです」
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