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【衝撃事件の核心】親離れできない男の甘ったれた無差別殺人 八王子通り魔 (3/4ページ)

2008.8.3 10:02
このニュースのトピックス衝撃事件の核心
逮捕された菅野昭一容疑者逮捕された菅野昭一容疑者

 菅野容疑者は中学を卒業した後、アルバイトや派遣社員として工場などを転々としていた。母親は「昭くん、昭くん」とかわいがり続け、近所の人と会えば、必ず菅野容疑者の近況を話していたという。数年前までは頻繁に、母親と2人で仲良く近所のコンビニエンスストアに買い物に行っていた。

 2人が買い物に連れ添う姿は目立ち、近所の人たちには「過保護」と映っていた。

 母親は事件後、寝込んでしまったという。

 父親は菅野容疑者に「金に困っていないか」と気遣い、頻繁に金を与えていたという。菅野容疑者が通勤などで使っていた自転車も父親が買い与えていた。

 「甘やかしすぎたのかもしれませんね」

 近くに住む女性はこう話した。

 

「家庭関係の不満が爆発」と供述 父親は「もめていない」

 「職場の人間関係で不満が募り、親に相談して解決策などアドバイスをもらおうとしたが相手にされなかった。大きな事件を起こして両親を困らせようと思った」

 「自分の名前がマスコミに出ると思った」

 菅野容疑者は逮捕直後、警視庁捜査1課の調べに対し、動機についてこう供述したという。

 指のけがで休職していた八王子市内の板金・加工会社でのトラブルが背景にあったことを示唆し、トラブルの内容についても供述したという。しかし捜査1課が会社側に問い合わせても、トラブルは確認されなかった。

 菅野容疑者を追及したところ、「家庭関係の不満が積もりに積もって爆発した。自宅に居場所がなく、相談できる人が誰もいなかった」と供述を変えた。

 「1人になりたかった。家族の顔を見たくなかった」という菅野容疑者は犯行5日前の17日、家を出て駅周辺の旅館やビジネスホテルを泊まり歩いた。当初は事件前日の21日は自宅で過ごし、22日の昼ごろに自宅を出て徒歩で駅ビル方向に向かったと説明。しかし、実際にはビジネスホテルで宿泊していたことが確認されており、ウソと分かった。

 こんなウソをつく理由も判然としない。

 事件当日の動きについても、最初は「数時間前に100円ショップで凶器の包丁を買い、駅周辺で休憩したり、うろうろしていた」と供述していたが、実際には犯行直前に包丁を購入していた。

 「JR八王子駅の北口に交番があり、すぐに捕まってしまうと思ったので、何度か行ったことのある京王八王子駅ビルに行った」

★★★これまでの【衝撃事件の核心】はこちら★★★

このニュースの写真

逮捕された菅野昭一容疑者
京王八王子駅の駅ビル通り魔事件で、斉木愛さんが倒れていた現場=7月23日午後、八王子市の京王八王子ショッピングセンター9階書店内
7月22日には京王八王子駅の駅ビルの書店で、女性店員がいきなり刺され、死亡。33歳の犯人は「職場の人間関係に不満が募り、悩みを両親に相談したが聞いてもらえず、困らせようと思った」とふざけた動機を供述した
 送検のため東京・八王子署を出る菅野昭一容疑者(右)=7月24日午前9時15分
送検で八王子署を出る菅野昭一容疑者を乗せた車=(24日 午前9時15分、八王子市の八王子署)
送検で八王子署を出る菅野昭一容疑者を乗せた車(24日 午前9時15分、八王子市の八王子署)
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