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【衝撃事件の核心】親離れできない男の甘ったれた無差別殺人 八王子通り魔 (2/4ページ)

2008.8.3 10:02
このニュースのトピックス衝撃事件の核心
逮捕された菅野昭一容疑者逮捕された菅野昭一容疑者

 菅野容疑者は斉木さんの他にも買い物客の女性を切りつけ、店内に財布やキャッシュカードなどが入ったリュックサックを残したままエレベーターに乗り込んだ。犯行に使った包丁はエレベーター内に放置してビルの外へと逃走した。

 「私がやりました」

 犯行から約20分後。目撃証言と似ていた菅野容疑者が現場から南西に約400メートル離れたJR八王子駅北口交番前を通ったため、警察官が職務質問。菅野容疑者が犯行を認めたため、緊急逮捕した。

 「最近あちこちで通り魔事件が起こっており、刃物なら簡単に殺せると考えた。誰でも良かった」

 

父親がマスコミに写真提供 成人しても母とコンビニの「変わった親子」

 八王子市川口町にある菅野容疑者の実家は古びた木造平屋で、比較的新しい住宅が立ち並ぶ住宅街では目立つ存在だった。引き戸の玄関前には、あまり手入れの行き届いていない植木類が並んでいる。

 事件翌日の23日早朝、菅野容疑者の父親が玄関内で報道陣の取材に対応した。

 「犯行の原因は思いつかない」

 「被害者の方には申し訳なく、直接謝りに行きたい」

 父親は淡々とした口調で質問に答えた。

 報道陣が菅野容疑者の顔写真の提供を依頼したところ、了承して1枚の写真を差し出した。笑みをたたえながら「一生懸命探したんだよ」。父親は写真を接写する報道陣に、さらにこう言い残して、家の中に入った。

 「(別の報道陣が来るかもしれないから、撮影できるように)写真を郵便受けに入れておいてください」

 近所の女性は「ちょっと変わった親子です」と声をひそめる。

 菅野容疑者は7人家族の長男。中学校で1学年後輩だった女性(32)は「中学のとき、首が短いとよくからかわれて、いじめられていた」。友達もおらず、休み時間は1人で机に向かって勉強していた。からかわれた翌日にはよく学校を休み、3年生で不登校気味になったという。

 孤独な青春時代を過ごした菅野容疑者にとって、家族は唯一の理解者だったようだ。

 近所の女性によると、菅野容疑者の不登校を心配した担任教師が家庭訪問した際、母親はこう言って取り合わなかったという。

 「うちは教育テレビを見ているからいいの」

★★★これまでの【衝撃事件の核心】はこちら★★★

このニュースの写真

逮捕された菅野昭一容疑者
京王八王子駅の駅ビル通り魔事件で、斉木愛さんが倒れていた現場=7月23日午後、八王子市の京王八王子ショッピングセンター9階書店内
7月22日には京王八王子駅の駅ビルの書店で、女性店員がいきなり刺され、死亡。33歳の犯人は「職場の人間関係に不満が募り、悩みを両親に相談したが聞いてもらえず、困らせようと思った」とふざけた動機を供述した
 送検のため東京・八王子署を出る菅野昭一容疑者(右)=7月24日午前9時15分
送検で八王子署を出る菅野昭一容疑者を乗せた車=(24日 午前9時15分、八王子市の八王子署)
送検で八王子署を出る菅野昭一容疑者を乗せた車(24日 午前9時15分、八王子市の八王子署)
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