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【衝撃事件の核心】親離れできない男の甘ったれた無差別殺人 八王子通り魔 (1/4ページ)
このニュースのトピックス:衝撃事件の核心
「家族への不満が爆発した」という理由で東京都八王子の駅ビルで見ず知らずの女性2人を殺傷した会社員、菅野(かんの)昭一容疑者(33)=殺人容疑で送検=は、成人しても母親とよく買い物などで出歩き、周囲からは「過保護」と見られていた甘ったれだった。“親離れ”できなかった容疑者は近すぎた親子関係の中で不満を鬱積(うっせき)させ、「大きな事件を起こせばマスコミに名前が出る。家族を困らせたい」と凶行に走り、女子大生の将来を奪った。あまりにひどい事件だ。(高久清史、太田明広、時吉達也、中村翔樹)
通り魔事件の続発を受け「刃物なら簡単に殺せる」
京王八王子駅の駅ビル9階の「啓文堂書店」でけたたましい悲鳴が上がったのは7月22日午後9時半すぎだった。
本を選んでいた男性が悲鳴が上がった方向に振り返ると、女性誌コーナーの近くで女性店員が胸から血を流して倒れ込んだ。
「周りの床が血だらけになり、怖くてパニックになりました」
倒れていたのは同店アルバイトの中央大4年、斉木愛(まな)さん(22)。他の女性店員らが駆け寄った。
「斉木さん、斉木さん!」
店員らはぐったりとした斉木さんの手を握りしめ、頭を抱きかかえながら、懸命に呼びかけ続けた。
手に握られた、血のしたたる包丁…。菅野容疑者の異様な姿に戦慄(せんりつ)が走った。叫び声を上げる人、ショックのあまり声が出ない人がいる店内で、菅野容疑者はトボトボと力ない足取りでレジに近づいていき、買い物客や店員は逃げまどった。
レジ近くの本棚の前にいた八王子市内の都立高3年の男子生徒(18)は「目の前を包丁を持った男が右から左へ横切った」。菅野容疑者は包丁を正面に構えて、レジにいた店員を見据えていた。「まるで包丁を見せびらかすような雰囲気だった」。
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