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【疑惑の濁流】人とカネ集めた「防衛フィクサー」 その力の源泉 (1/4ページ)
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「防衛予算に巣くう利権屋に退場願った」。前防衛次官の過剰接待から表面化した一連の防衛疑惑。そこからは、日米の防衛産業と国防族・防衛当局をフィクサーが結びつけ、不透明なカネがフィクサー周辺に流れ込む構図が見え隠れしていた。そのフィクサー、社団法人「日米平和・文化交流協会」専務理事の秋山直紀容疑者(58)を所得税法違反(脱税)容疑で逮捕した検察関係者は、冒頭のように捜査の意義を語る。人とカネを呼び込んだ秋山容疑者の“力の源泉”をたどってゆくと、その虚実ないまぜの実像が浮かんでくる。
小沢一郎氏との対立
秋山容疑者がフィクサーとして台頭した背景を探ると、ある大物国会議員との対立が浮かび上がる。
民主党代表の小沢一郎氏だ。
「小沢先生が日戦研を持っていってしまった。自民党に、防衛の舞台回しをする装置がなくなってもいいんですか」
平成5年夏。「日米平和・文化交流協会」の前身、「日米文化振興会」の理事だった秋山容疑者は、議員会館にある自民党の国防族議員の部屋を回り、強い口調で訴えた。
幹事長を務めた小沢氏が自民党を離脱。同7月の総選挙で自民党が敗北し、非自民の連立政権が誕生した直後だった。
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