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虚像の“フィクサー” 脱税で逮捕の秋山容疑者
このニュースのトピックス:企業・経済事件
「脱税なんてナンセンス」。1月の参院参考人招致以降も強気の発言を続け、24日朝、自宅前で報道陣にこう言い放った秋山直紀容疑者。日米の政界と防衛産業をつなぐ「フィクサー」と評されてきたが、その実像は、数々の民事訴訟で敗訴し続けてきた「壮大な詐欺師」(富山市内の建設会社社長)との声もある。
大学卒業後、「小説吉田学校」の著書で知られる政治評論家、戸川猪佐武(いさむ)氏に師事。故金丸信・元自民党副総裁の有力後援者の運転手をしたことで、政財界要人の人脈を広げた。55年体制の崩壊後、「新防衛族議員」とともに、防衛業界への影響力を強めた。その拠点となったのが「日米平和・文化交流協会」だった。
族議員らと毎年渡米し、軍施設の視察や政府高官との会食をセッティング。疑惑の渦中にあった5月にも、堂々と渡米した。同行した議員からは「あのスケジュールを組めるのは彼しかいない」という声も。
一方で、平成4年に横浜市内に建設したマンションの工事代金未払いを理由に、建設会社に訴えられた。2億円余りを支払うことで和解したが、実際には一度も支払わず、この問題で今年2月に破産した。3月にも金沢地裁で、コンクリート防音壁の独占販売をめぐる未払い金など約1億円を、富山市内の建設会社に支払うよう命じられていた。

