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【八王子通り魔事件】「家族に知ってほしかった」 逃走意思なく家族に犯行誇示の可能性も
このニュースのトピックス:殺人事件
東京都八王子市の書店で女性2人が死傷した事件で、殺人未遂容疑で逮捕された会社員の菅野(かんの)昭一容疑者(33)=同市川口町=が、警視庁捜査1課の調べに「大きな事件を起こして、家族に知らしめたかった」という趣旨の供述をしていることが24日、分かった。現場には現金や身分証明書が入った財布を放置しており、警視庁は逃走意思がなく、家族に犯行を誇示する目的があったとみて追及している。
調べでは、菅野容疑者は犯行半日以上前の22日昼すぎに自宅を出発、約8キロ離れた書店がある京王八王子駅前ビルまで歩いて向かっていたことが判明した。菅野容疑者は近くの大型スーパーの100円ショップで凶器に使用した刃渡り約15センチの文化包丁を購入するなどしていたが、すぐには犯行に及ばず、捜査1課は閉店間際まで時間調整していたとみている。
また、菅野容疑者はアルバイト店員で中央大4年の斉木愛(まな)さん(22)の胸をひと突きして刺殺するなどした後、リュックサックを放置して逃走。中には、逃走資金になる現金や自らの名前が記された病院の診察券を入れた財布などが入っていた。さらにJR八王子駅北口の交番にいた八王子署員に容姿が似ているとして職務質問された際にも抵抗せずに素直に容疑を認めていたほか、犯行から約30分の間に約300メートルしか移動していないなど、現場周辺から離れていなかったことも判明した。
こうした点から捜査1課では、犯行後に逃走する目的がなかった可能性が高いとみている。
調べに対し菅野容疑者は「仕事関係で悩み、事件直近に親に相談したが最後まで聞いてくれなかった。大きな事件を起こせば自分の名前がマスコミに出て(家族に)犯行を示せると思った」などと供述している。
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