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【疑惑の濁流】“核の闇市場”に出回る「日本製」 横流しする「北」 テロリストに渡ったら… (1/4ページ)
このニュースのトピックス:疑惑の濁流
核計画の申告書を6カ国協議の議長国・中国に提出した見返りに、米国からテロ支援国家指定の解除手続き開始という譲歩を勝ち取った北朝鮮。その核開発に、日本から流出した技術や物資が使われていたことは「疑いようのない事実」(公安関係者)となっている。こうした物資は台湾を中心とした第三国を迂回するルートで北に渡るのが最近の主流。日本の安全保障を脅かす事態だが、脅威はそれだけにとどまらない。“危険な物資”は北からすでに「闇のネットワーク」に供給されていたのである−。
不正輸出品の行き先は「総書記直轄の軍事施設」
「台湾迂回ルート」の象徴的なケースがある。
平成18年8月、輸出規制されている凍結乾燥機が台湾経由で北朝鮮に不正輸出された事件だ。
日本の警察当局はこの事件をきっかけに、台湾ルートの迂回輸出に着目する。
日本の輸出元となった企業の代表者は「熱誠者」といわれる、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の熱心な活動家だった。
活動家を摘発した警察当局は、押収した発注、受注関係書類や見積もり書、関係者の供述などを丹念に分析。凍結乾燥機のほかに、電気撹拌(かくはん)機やγ線測定器、CO2計測器、試薬なども北朝鮮に納品されていたことを確認した。
北朝鮮で、これらの機器が設置されていたのは「烽火(ボンファ)診療所」だった。名は病院だが、この施設は一般の病院とはかけ離れた“裏の顔”を持つ。
韓国情報機関関係者によれば、この施設は金正日総書記直轄の軍事研究施設なのだという。
生物兵器プラント計画! 日本の法は“ザル”に等しく…
「輸出済みの資材や装置で、『生物兵器プラント』を建設しようとしていた疑いが浮上した。規制貨物がやすやすと第3国を迂回して輸出されている事実に、警察は重大な危機意識を持った」
捜査幹部はそう振り返る。





