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【疑惑の濁流】ニセ丸紅部長が告白 「ニセ名刺、ダンヒルのメガネで演じた」 (2/3ページ)
このニュースのトピックス:疑惑の濁流
資金はいったんアスクレ社と親密な関係にある建築設計コンサルティング会社に入り、そこからアスクレ社に環流されたとみられている。
最も巨額の資金を投下したのは米証券大手のリーマン・ブラザーズだった。
A氏は、S氏らがリーマンとは別の米証券大手に投資を勧めた際に、丸紅のニセ財務部長を演じたのだという。
直前の打ち合わせ「これを使ってくれ」と…
この米証券大手は、アスクレ社が主導する病院再生事業に18年から数回にわたって投資し、計約200億円の投資実績があった。これらは全額、所定の期日までに償還されたという。
さらに今年2月、280億円もの大型投資案件が改めて米証券大手に持ちかけられた形だった。
「ここで契約できないと大変なことになるから部長役を引き受けてくれ」
「(丸紅代表取締役の)印鑑証明書が出るまで、つなぎ役をやってほしい」
A氏はY氏からこう頼まれて了承した。
S氏やY氏とは、以前から業務を通じて関わりがあったという。
米証券大手はアスクレ社側に丸紅代表取締役の印鑑証明書を求めていた。それまでの投資額より規模が跳ね上がったため、米証券大手は“担保”にしたかったようだ。相応の肩書きを持つ人物を登場させて信用をつなぎ止めたい−というアスクレ社側の魂胆がうかがえる。
2月下旬の会議当日。
S氏やY氏、A氏らは都内のホテルに集合し、事前の打ち合わせを行った。
「これを使ってくれ」
S氏はこう言って、ニセ丸紅部長を演じるために必要な小道具をA氏に手渡した。
「丸紅財務部長」の肩書が入ったニセの名刺数枚に、海外ブランド「ダンヒル」のメガネ…。
打ち合わせ終了後、S氏はホテルで別れ、会議には出席しなかった。
A氏は、こうした小道具を手に丸紅本社会議室で開かれた米証券大手との会議に出席。
そのときの心境をこう振り返った。





